兵庫で設計事務所への依頼を検討中で、こだわりの注文住宅を建てたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。一生に一度の家づくりだからこそ、デザインの美しさはもちろん、長く安心して暮らせる高い住宅性能や、兵庫独自の気候風土に合ったプランニングが重要です。

こちらでは、理想の住まいを実現するための設計事務所の選び方や基準、依頼から完成までの具体的な流れ、そして地域素材を活かした上質な空間づくりについて解説します。神戸エリアなどで、高級感と温かみを兼ね備えたあなただけの邸宅をお求めの方は、ぜひ最後までご覧いただき、家づくりの参考になさってください。

費用だけで選ばない！兵庫で理想の設計事務所を見つける3つの基準

理想の家づくりを成功させるためには、費用の比較だけでなく、建築家との相性や提案力を重視することが大切です。ここでは、後悔しないための3つのポイントをご紹介します。

デザインの美しさだけでなく「住宅性能」や「快適性」も重視しているか

設計事務所を選ぶ際、外観や内装の洗練されたデザインに目を奪われがちですが、長く暮らす家だからこそ「性能」がおろそかになってはいけません。見た目の高級感に加え、耐震等級や断熱性能といった目に見えない数値もしっかりと確保されてこそ、夏涼しく冬暖かい、一年を通して心地よい暮らしが実現します。意匠性と快適性能、この両方を高いレベルで両立できる事務所かどうかが、最初の重要なチェックポイントです。

兵庫の気候・風土や敷地条件を活かした提案力

兵庫県はエリアによって特性が異なります。例えば、神戸の山手のような傾斜地や、都市部の狭小地など、一見不利に思える敷地条件であっても、その土地の個性を活かした豊かな空間を提案できるかどうかもプロの手腕です。光の採り入れ方や風の通り道、隣地との視線の制御など、周辺環境を読み解き、自然と調和したプランニングができる事務所であれば、土地のポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

建築家との相性は合うか？丁寧なヒアリングとコミュニケーション

最も重視していただきたいのが「対話」です。家づくりは建築家との二人三脚で進む長いプロジェクトです。お客様のライフスタイルや、言葉にしづらい細かなニュアンスまで丁寧に汲み取るヒアリング力があるかを確認してください。ただ図面を描くだけでなく、お客様の想いに寄り添い、共に悩み、最適な解決策を導き出してくれるパートナーを選ぶことが、理想の住まいへの近道となります。

兵庫で設計事務所に家づくりを依頼する流れと打ち合わせの進め方

設計事務所との家づくりは、ハウスメーカーとは異なり、決まったカタログから選ぶのではなく、ゼロから作り上げていくことになります。一般的な流れを事前に把握しておくことで、安心して計画を進めることができます。

1.初回の相談・ヒアリングから基本プランの提案まで

まずは相談を通じて、どのような暮らしを求めているか、理想のイメージやご予算についてお聞かせいただくことから始まります。敷地が決まっている場合は、現地調査を行い、その土地の特性を読み解きます。樋口章建築アトリエの場合ですと、お客様との対話を重ねながら、ご要望を反映した基本プランを作成し、プレゼンテーションを行います。この段階で、私たちの家づくりへの姿勢や提案内容が、お客様のイメージと合致するかどうかをご判断ください。

2.設計監理契約の締結・実施設計と見積もりの調整

パートナーとして選んでいただけましたら、設計監理契約を結びます。ここから、より詳細な「実施設計」へと進みます。内装の素材や設備、照明計画、収納の細部に至るまで、綿密な打ち合わせを行います。ここで、高級感のある仕上げや機能的な動線など、こだわりを一つひとつ形にしていきます。同時に、複数の施工会社から見積もりを取り、ご予算内で最高のパフォーマンスが出せるよう、コストコントロールを行います。

3.工事請負契約・施工監理から完成・お引き渡しまで

設計内容と金額が確定したら、施工会社と工事請負契約を締結し、いよいよ着工です。工事期間中は、図面通りに施工されているか、品質に問題がないか、設計事務所の立場からプロの目で厳しくチェックする「工事監理」を行います。建物が完成しましたら、完了検査を行い、お引き渡しとなります。完成後もアフターメンテナンスを含め、末永いお付き合いが続きます。

兵庫の設計事務所が提案する“地域素材”を活かした建築デザイン

兵庫県は、海と山に囲まれた豊かな自然環境に恵まれています。その土地で育まれた素材を建築に取り入れることは、視覚的な美しさだけでなく、住まう人の心に安らぎを与えます。ここでは、地域の素材を活かした上質な空間づくりについて解説します。

兵庫県産木材などを使用し「温かみ」と「高級感」を演出する

地元の山で育った木材は、その土地の気候風土に適しており、耐久性に優れています。県産木材を柱やフローリング、天井などに使用することで、木の香りに包まれた高級感あふれる空間が生まれます。無垢材ならではの足触りの良さや、時が経つほどに深みを増す色合いは、既製品の建材では決して味わえない贅沢な体験です。

淡路瓦や地域の土・石など「地産地消」を取り入れた外観・内装

兵庫には、日本三大瓦の一つである「淡路瓦」や、地域の銘石など、誇るべき素材が多く存在します。例えば、美しい淡路瓦を家の屋根や壁面のアクセントとして取り入れたり、地元の土を使った塗り壁で仕上げたりすることで、モダンな中にも伝統的な風情を感じさせる佇まいとなります。「地産地消」の考えに基づいた素材選びは、地域への愛着を深めるとともに、風景に馴染む美しい景観をつくり出します。

自然素材とモダンデザインを融合させて経年変化を楽しむ

自然素材の持つ力強さと、洗練されたモダンなデザインを融合させることが、設計事務所の腕の見せ所です。コンクリートやガラスといった現代的な素材と、木や石、和紙などの自然素材を絶妙なバランスで組み合わせることで、互いの良さを引き立て合います。完成した瞬間がピークではなく、10年、20年と住み続ける中で、素材が味わい深く変化し、愛着が増していく家こそが、真の豊かさをもたらします。神戸の街並みや自然環境とも調和する、唯一無二の邸宅をご提案します。

神戸でデザインと性能を両立した家づくりをしたい方は樋口章建築アトリエへ

上記では、兵庫・神戸エリアで注文住宅を検討されている方へ、設計事務所選びの基準や家づくりの流れ、素材へのこだわりについて解説しました。理想の住まいを実現するためには、単に見た目のデザインが良いだけでなく、断熱や耐震といった高い「住宅性能」が伴っていること、そして何より、施主様の想いを深く理解する対話力が欠かせません。土地の個性を読み解き、地域素材を活かしたプランニングを行うことで、長く愛せる住まいが完成します。

樋口章建築アトリエでは、対話を大切にし、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添った家づくりを行っています。流行に左右されない普遍的な美しさと、夏涼しく冬暖かい快適な居住空間を両立させることが、樋口章建築アトリエの使命です。「自分たちらしい暮らしを叶えたい」「土地探しから相談に乗ってほしい」とお考えの方は、ぜひ一度、樋口章建築アトリエまでご相談ください。想いを形にするパートナーとして、誠心誠意サポートいたします。

代表プロフィール

樋口　章

樋口章建築アトリエ一級建築士事務所主宰

経歴

1969　　　　 兵庫県生れ
1988　　　　 兵庫県立御影高等学校卒業
1993　　　　 北海道大学工学部建築工学科卒業
1993～1999　建築環境研究所
2000　　　　 ヒグチアキラアトリエ一級建築士事務所　設立
2012　　　　 樋口章建築アトリエに改称

一級建築士　　　　　　第293556号
住宅性能評価　評価員　第06-0274号
応急危険度判定士
大阪工業技術専門学校非常勤講師

兵庫の建築家へ依頼するなら知っておきたいQ&A

デザインと住宅性能は両立できますか？

はい、可能です。樋口章建築アトリエでは、意匠性の高いデザインでありながら、耐震等級や断熱性能といった数値的な裏付けのある「高性能な家」を標準としています。快適さを犠牲にすることなく、美しい空間を実現します。

狭小地や変形地でも相談に乗ってもらえますか？

もちろんです。神戸などの都市部に多い狭小地や傾斜地こそ、建築家の提案力が活きる場面です。敷地の特性をプラスに転換し、光や風を上手く取り入れた広がりを感じる空間をご提案します。

どのような素材を使うことが多いですか？

兵庫県産の木材や自然石、塗り壁など、経年変化を楽しめる自然素材を積極的に採用しています。お客様のご要望やご予算に合わせて、地域の素材とモダンな素材をバランスよく組み合わせた提案を行います。