風化造礁サンゴ塗り壁

  • 2008年10月13日


左は当アトリエの採用例(五月丘の家)  右は見学させてもらったハードタイプ

先日、サンゴを塗り壁とした建材の施工現場を見学してきました。
これは中外産業さんが製造販売しているちゅら壁という風化サンゴの砂と天然の素材のバインダー(のり)で出来たもので、建材として安全で漆喰のように匂いもなく、サンゴ自身が多孔質のために湿気の吸放質性に優れ、室内空気の調湿効果が優れた建材です。メーカーの方が開発のきっかけになったのがサンゴに含まれるミネラル分だそうで、当初は畑の土に混ぜる土壌改良剤的なもので、これを入れることで野菜がおいしく、よく育つということから、人間にもミネラルはよいとされていますので、ミネラルが溶け出した水蒸気を放出するのではということから、壁材として開発を進めたそうです。(実際そこまでは実験結果は得られていないそう)昔から沖縄ではサンゴの砂を壁材として塗られている地域もあるそうです。
実はヒグチアトリエの設計でも何度か採用している素材で、そのテクスチャーはやわらかい表情を持ちながらも、きりっとした感じもあり、その性能とあわせて私自身、気に入っている素材です。
さて、今回、見学させて頂いたのは同じちゅら壁なのですが、従来のものは表面強度が弱かったり、水廻りには向かなかったりしていたので、その点を改良したハードタイプです。テクスチャーがすこし従来のものよりおとなしくなるということもあって、一度見てみたいと思っていました。たまたまメーカーの方とお会いすることがあり、アトリエの近所で採用例があるということ、急きょ、見学させてもらうことになりました。確かにハードタイプはしっかりと固まるタイプなので、金コテでしっかり押さえるとマットに仕上がるし、コテの引き方で表情が変わる素材となっていました。これはこれで使えるという印象を受けました。
中外産業 ちゅら壁
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/sango-chugai.com/g/SNG_011/index.shtml