長期優良住宅と税控除、ローン控除と建築デザイン

  • 2020年10月31日

先日、長期優良住宅の認定申請を初めて行い、無事取得することができました。
この制度ができて10年ほどになるのですが、申請する機会はなく、
求められる概ねの住宅性能や、それによるメリットについては、だいたい理解していたのですが、
受けらるローン控除を満額恩恵を受けらる方は、それなりの額を借りなければならず、
工事費用も上がるのでなかなかハードルが高いのかなという印象でした。
今回、申請にあたって必要な性能や、取得によるメリットを再チェツクしたところ、
実は、思っていた以上にメリットがあることがわかりました。

建築の性能面で言えば、10年前と違って弊社の標準的な設計が基準にほぼ近いこと、構造面においても
耐震等級2は十分取得可能(今回は等級3)であること。
税制面においては、おそらく以前はなかったであろう投資型減税。

ローン控除が一般の住宅より限度額が増えるメリットはよく知られていることですが、
これはローンを多くした人で、所得の高い人はメリットが多いのですが、ローン額が少ない人や、
扶養家族が多く、控除額の多い人はメリットが出にくくなります。
その点、この投資型減税はローン額や工事費とは関係なく床面積に関係し、ローン減税との併用が可能のようです。

http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/investment.html

上手に考えれば、工事費用が多少多くかかっても、構造安全性や、温熱環境の快適性、将来的な維持管理のしやすさということを得られ、長期スパンで考えれば大きなメリットがあるのではないかと感じてきます。

同業設計事務所においても建築デザイン、空間デザインを特に頑張っている事務所はこの点はちょっと
弱いところがあります。弊社も同様で積極的には行ってこなかったところはあります。
理由はいろいろあるかと思いますが、費用がかかり、デザイン制約を多く受けるのではないかという思い込みです。
今回申請してみて、それは十分に乗り越えられる範疇で、総合的な住宅デザインという点では、
むしろ積極的に知ったうえで、上手に利用していけば、10年後までのトータルコストで言えば、
同じ費用でも建築デザイン、空間デザインも含めていいものができるのではないかと感じています。

まだまだ、勉強する必要があるのですが、デザインと性能の両立をお考えの方はご相談ください。