現場は進む

  • 2010年7月8日

さてさて、山手台の家はW杯期間中も、とまることなく進んでいきます。
(当然ですね)

左官仕上げの外壁の下地工事が進んでいます。
これは裏に紙が貼られた通気ラスというもので、
この鉄のメッシュにモルタルを塗りこんで
一体にします。
この下が通気層になっていて、壁内にたまる熱を
排気します。これがすごいのは下地にバラ板や
合板を入れないでもいけるという点です。
その代わり縦の通気胴縁を倍入れるのですが。
それでも通気を確保してコストダウンが
はかれるわけです。



これは先ほどの通気ラスの上にモルタルを塗り、
さらにその上にわれ防止のグラスファイバーネット
を伏せこんで、もう一度2ミリほど塗りこみます。
これが結構重要です。
6、7年前までは高価なもので、なかなか出来な
かったんですが、最近はかなり普及してきている
ようです。
今回はコストのことを考えて割れやすいコーナー
や窓廻りをこのネットを入れることになっていた
んですが、施工サイドがより、安全性をみて、
結局全面やってもらえることになりました。
もちろんコストはそのまま。
減額した部分なので申し訳ない思いですが、
赤井さん!!ありがとうございます。
(強調しとかないと・・笑)
最終下地の仕上がった状態です。今回は木コテでラフな感じに仕上げていただいて、
この上に、骨材なしの吹きつけ塗装をします。そのため、この仕上り感がそのまま仕上げに
でます。
一般的には下地の段階では金コテで平滑に下地を作って、その上に仕上げの左官材で
ボリュームのでる仕上げにするのですが、材料代や手間代がかかるので、
下地の段階で一工夫をし、仕上げの費用を抑えています。


さて、この上に塗装をかけるのですが、その色を現在思案中です。